MRと時代の流れ
そんなイケイケドンドンのSOVの時代も終わり
2010年頃からは接待や手土産も禁止になり
MRの営業色はどんどんと低下していきました。
そして、生活習慣病薬はジェネリックという安価な薬剤に切り替わることになりました。
薬剤が同じ成分であることは間違いないですが
例えば
ハワイからお取り寄せしたパンケーキの粉で
地鶏の産みたて卵と
厳選した牧場の牛乳を使ったパンケーキと
スーパーのプライベートブランドのパンケーキの粉で
特売の卵と
特売の牛乳で作ったパンケーキ
そんな感じですかね。
医者が先発薬を処方しても
薬局でジェネリックに切り替えることが可能になり
薬局は経営面からもジェネリックへの切り替えを推進するので
薬剤名をいくらコールして使ってもらっても、もう売り上げは上がらない
高齢化社会で莫大な医療費がかかっていることを考えると
致し方ないのかもしれませんが、このジェネリックの浸透で製薬メーカーは
生活習慣病薬を主力と出来る時代は終わりました。
そして現在、医薬品ランキングの上位を占めるのは
抗がん剤やバイオ製剤など薬価が高く、ジェネリックのない専門性の高い薬剤となり
量から質へMRも淘汰される時代へとなりました。